2017年8月22日
2017年夏、、、、
周南市に住んで、、、近くて遠い島、大津島に行って来ました。
自分は27年ぶり。他は(家族は)初です。
”回天の島”として有名なこの島へ周南市民として(改めて)知っておこうと思い、せめて夏の間に72年前以前をしのぶことができたらと考え向かいました。
27年前の時の記憶はほぼなく、ただ”辛い気持ち”、”重い気持ち”だったことは覚えていました。
着いてすぐに案内板通り進むとわずか100m余りで回天発射場が遠くに見えて、そこに向かうトンネルが姿を現しました。薄暗く狭いトンネル、、、😓
ここを当時の若者たちがどういう気持ちで通っていたのか。
大量のフナムシくんたちの出迎えに辟易しながら抜け出たトンネルの先には石造りの無機質な発射場が。
トンネルを抜け出て島側を振り返ると荒い岩場に打ち付ける波、迫り来るように生い茂ってる木々、その上に青い空と陽射しにシンシンシンシンとせわしく鳴く蝉、、、、この風景は72年前も同じだったはず。思いを馳せました😐
その後、回天資料館へ。
、、、記憶ではもっと重々しい雰囲気でもあったような、、。資料館内部は綺麗でした。
資料、遺品、写真などに当時の若人たちの当時の常識が、生活が伺えました。
平和ボケした今の感覚から云うとそれは閉鎖的な前途多難な八方塞がり的な感じでしょう。
郷里や祖国(の人々)を思う”一途さ”や”誠実さ”、”純粋さ”が伝わってきました。
こういう資料や遺跡が当時の風景と共にあるのに、、、。回天を訪ねてくる人は少なく感じました(行き帰りの乗船客数からして)。
何かもっと知ってもらい、来てもらう方法ないですかね、余計なお世話ですが。
(映画の時は多かったみたいですね。せっかく徳山駅からも近いのに)
少し前の新聞で甲子園出場した岩手、盛岡大付の選手たちが甲子園入り前に「今年も」訪ねて来てくれてることを報じていました。
嬉しいですね🙂