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英国の思ひ出3  🇬🇧🇧🇩(長文)

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2016年10月27日

前回は8/10、その前第一回は5/19に書きました。宜しかったら(話の都合上)目を通して見てください。😆

在英中、1998年夏から2008年11月までバングラデシュ人🇧🇩家族と一緒に住んでいました。市営住宅(カウンシルハウスと言う)ですか、間借りで。アパート的な造りの建物でウチは構造上2階が入り口、そこに2部屋、台所に風呂トイレ(ユニット)、階下に2部屋、トイレに庭(8/10投稿の絵参照願います。でも分かり辛いでしょうが)でした。
バングラファミリー5人(パパ、ママ、娘、息子2人)が上の2部屋。自分は下の2部屋のうちの1部屋を借りていて、もう1つの小部屋の方は色んな人が入っては出てを約1年ぐらいで繰り返していました。

自分は長く住み続けていました。キレイじゃなかったけど男1人やもめ暮らし、そういうトコは気にかける必要も無し!  安かったし、少し広い部屋だったし、、、その辺の諸事情、諸問題も前回前々回に記しています😅

時は経ち2006年。

いつものように自分、そしてもう一つの小部屋にはイラン人🇮🇷の当時40代後半のオッチャンが住んでいました。イラン人のオッチャンは重労働に嫌気がさして(某大手スーパーのマネージャーまで上り詰めた、、らしい)全てを投げ出してしまった人。普段ず〜っと部屋にこもってて、たまに一緒に語ろう!俺の部屋に来い!と言ってくれてました。フレンドリーではあったけど、篭りきりで巨きくなってしまった身体、伸ばしっ放しのヒゲ、そして、、、異臭(体臭)😑、、行きたくはなかったけどしつこく誘うので、語りに(まぁ話を聞いてあげに)隣室に行ってました。それなりに盛り上がることもあったけど、、。(あ、強いていえば風貌、見た目は今の太ったマラドーナ)
その頃、バングラデシュ家族は近くに住むバングラ婆ちゃん(70代)の体調が優れないということで、家族全員でその婆ちゃんの所へ移って行きました。

そこで空いた2つの部屋。これらを早速誰かに貸し始めました。とてもしたたか。隙間は必ず埋める。バングラママは強い人でした。
そしてその2部屋に入って来たのが、とても静かな小柄なドイツ人男性2人(いたのか?実際ほとんど会っていない)ともう一部屋はズングリムックリ(初見40代)の中東系男と北欧系の白人女性(初見20代前半)カップル😮。何故にこの組み合わせ⁈ でもこのおじさん凄いな、やるなと思っていました。

まぁ自分は仕事で部屋をあけることがほとんどだったので情報の大半は隣室のイラン人のオッチャンから入ってきました。そのカップルとはたまにキッチンで鉢合わせした時に”Hi!”程度の挨拶するぐらいでした。

1〜2ヶ月ぐらいたったある夜、久々に自分が台所にいるとそのズングリムックリ(後にアルバニア人と知る。アルバニア、、どこか分かります?)が「オイ!」と。 「お前もキッチン片付けろ!」と。 掃除当番とかはなく基本使って汚した人ゴミを出した人がキレイにし、捨てる持ち帰るというスタンスの所だったので「俺は普段使っていない。このゴミは他の奴らが散らかしたんじゃないのか?」と反論。 でも「お前が、、、お前も、、」、、「だから俺は使っていない!」、、とやや口論。 「じゃあお前キッチン使うなよ!」、、「だから〜使うこともあるけど(ここに長く住んできて)キチンとしてきたから、、他の奴らの片付けまではしな、、」バタン🚪(奴のドアを閉める音)みたいな感じで終わったと思います。少し短期だな、でもわりと綺麗好きなんだなズングリ(アルバニアは欧州の一部です)くんは、、。

 

、、、数日経った夜明け頃かな、、ダンダンダンと数人が階段を駆け下りて来る音。それは外ではなく明らかにウチの中の階段。

そしてドンドン ドンドンと激しく自分の部屋のドアを叩く音。誰だ⁈ 知らない声。恐くもあったけど寝ぼけと起こされた苛立ちで「誰?」とドアを開けたら立ってたのはpolice のダウンを羽織った警官が3〜4人👮👮🏻‍♀️。勿論警察のユニフォームで。

?❓????⁈⁈は??
そして自分の部屋になだれ込み軽く家宅捜査ならぬ部屋捜査。コラコラ、プライベートな部分を色々と触るんじゃない!😅、、、というか何故❓

隣のイラン人のオッチャンも半身裸の格好(まぁ彼の寝姿で)キョトンとしている、、、。

しばらくすると警官たちは上へ(玄関の方へ)戻って行き1〜2人残して帰っていった。

ず〜っといる警官。それでも8時頃仕事に行かなくてはいけなかったので玄関に立ってる警官に「出ていい?」と聞くと「どうぞ」と笑顔で。一体何があったんだ〜〜⁇
モヤモヤしながら仕事。そして21時頃に帰宅。家はさすがにいつもの静けさを取り戻していた。早速イラン人のオッチャンに聞くと、、、、
上の階の例のズングリが警察に連行された😧🙀!と。

更に聞けば彼は銃を所持😱していて、しかもウチに届いてた皆の手紙などを開封し個人情報等を得てコンピュータ等で操作。お金等を引き出そうとしてた、、、と。(イギリスは銃所持は当然違法です)😡。

”お前、もしかしたらあのズングリに撃たれてたかもしれなかったね”と。ゾ〜〜〜〜😱

機嫌の悪すぎる時にあの日の口論でもしてたらその可能性もあったかも、、。マジか〜〜!冗談じゃない❗️

「んで、あの彼女は?白人の彼女」と聞くと

”実は彼女が通報した”と。彼女はポーランド人。19歳だったか。知り合って軽く付き合い始めたはイイが段々付き合いきれなくなったから通報した、、みたい。

彼女の姿がないなと思ってるとズングリの仲間たちからの報復があるかも知れないから既に発った、、と😅。コワっ。でも結果的に彼女に助けられたことに。とても複雑な気分でした。

2006年頃といえば、2005年7月にあったロンドンテロの悪夢がまだ人々の脳裏に焼き付いてた時期。警察やMI6(諜報機関)がピリピリしてた時期。そんな時に通報があって突入したら銃所持者が見た目は中東系っぽい、、怪しい❗️(隣のドイツ人はその時いたのかどうか。とにかく影が薄かったな)。そして階下に駆け下りドアを開けるとイラン人(アジア、中東系)。しかもそういう風貌。怪しい❗️

もしやここはそういった一味のアジト?、、と警官がもう1つのドアを開けたら眠気まなこの日本人(自分、超アジア人)が出てきて、、、ん⁉️

アジトでも何でもなく、たまたまそこの一室を借りていたズングリ•アルバニア人のみが容疑者ということで落ち着いたみたいでした。

イラン人のオッチャンは大家のバングラ•ママに”誰でも彼でもよく見ずに入居させるんじゃない❗️”と説教たれてました。

早朝から家宅捜査(とばっちりだけど)で警察に踏み込まれるという経験をさせていただきました。

イギリスは他民族国家。中東、アジアの人たちも2世3世が普通に暮らしています。だから昨今のテロ(そういう人たちの一部が豹変してしまう)には本当に困っています。信じたいし仲間と思っているのに根底にはやはり深い何かがあるのです。

その後数ヶ月してイラン人のオッチャンは弟が仕事を紹介してくれて仕事をまたしたくなったとバーミンガムへ帰っていきました。そうちょうどあれから10年。どうしているか。

会えるものなら会いたいな。名前、思い出せない、、、典型的なモハメドだったかな。



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