2020年8月13日
先日、天気のはっきりしない予報の日、家族のリクエストで早くも2回目の豊田ホタルミュージアムに行ってきました。
2回目なので今回はすんなりと目的地着。
前回ゆっくり見れなかった所を補足する形で周りました。こんなのあったんだ!この前コイツは引っ込んでて見れなかったな、、など。
居ましたよ、今回もカブト虫たち。昆虫ゼリーに顔を埋め込んで時々脚が動くぐらい。むしゃぶりついていましたよ
ただ今回は流石に生ホタルは存在せず、、。
暗くしてある部屋にはあたかも蛍がそこに居るかのような演出。これはこれで幻想的でした。
他の虫の標本も沢山!標本の作り方までそこで説明してあり、改めて虫好き少年にはここは学校です。
さて、、、そんな感じでその日はホタルミュージアムを後にし多少の余韻がある中、周南に帰って速攻緑地公園へ、、、息子と恒例のセミ取り。今年はまだきちんとしてなかったので。
夕方なので大量の蚊と格闘しながら
1本の木に4〜5匹はザラ。流石に8月にもなるとセミの数も少々逃した所でハイ次!次!と言えるほど大量。息子もようやく自らも数匹捕まえるぐらい経験直上げてきました。クマ♂ アブラ♂♀、ニイニイ♂×2 ♀×6。大分取り逃がしたけどもうカゴにはいっぱい。
帰ることに。、、、、その帰り際、、あ、(セミの)幼虫。
持って帰りたい!、、と。
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実は今年の夏の自分自身のしたいことの一つとして、数多くネットに投稿されてるセミの羽化を自分もやってみたい!間近で見てみたい!がありました。
生命の神秘を家族に見せる、将来子供の自由研究の予習、、色々取ってつけた理由はあるけど、本当は自分自身の興味。好奇心。
7月下旬。キリビバ辺りで夕方、少し林を歩くと木登り中のセミの幼虫を発見。捕獲したはいいがさてどうする?外に置いてても分からなくなりそうなので家族(女性陣)を説得。二階の今現在使ってない部屋のカーテンの使用許可を得ました。何かあっても網で捕獲。絶対この部屋だけで処理。クローゼット類は閉鎖。当然!
幼虫を離すと早速上り始めました。
自分は一度階下へ降り色々と作業。あ、そう言えばで部屋へ駆け上がると、、おぉ!殻から上半身が出て後ろへ反ってる❗️ネットで見た通りだ
家族を呼ぶと、わぁ〜凄〜い!
あの茶色い幼虫から白いセミが小さく縮んでる翅(はね)と共に出現。後ろへ反って反って落ちてしまうのではないかというぐらい。その後体を入れ替えて前へ腹筋運動。胴体部分がスポン!と抜けていつものセミの捕まる格好になり、小さい三角形の翅がじわりじわりと伸びていきます。ゆっくりゆっくりと。
感動!感動!、、、言い残して家族は階下へ。
いや、本当に感動した?軽いなテキトーだな、、。
せっかくの風呂の後、この薄暗くしてある暑い部屋に1人残り(責任もあり)しばし様子を見ることに。
またまた折角だから写真撮りも。滅多にないことなので、、。
結局その蒸し暑い部屋で寝落ち 3時ごろハッと目覚め新成虫を抜け殻5cmぐらい横に発見。その後自分は寝床へ降りて再び堕眠。
朝6時に再び部屋へ網と共に(一応部屋の中でも飛び回られたら往生するので)。しかしソレは静かにカーテンに止まってて手を近づけても飛びもせず。
呼んでも起きない子供達は放っておいて無事アブラゼミの♀を旅立たせました。
いつも見かける無数のセミの抜け殻。外で見るこれら全てはこれを経て旅立ってるんだ、、としみじみ。
しばらくしてまた2匹目をget。同じ感じのやりとりをしたつもりが、この時は動かなくなって時間かかり過ぎ☹️
夜10時、、。まだ動かず。折角だからまた前回の隙間を埋める写真を撮ろうと張り切ってたのに、、。
身体を揺らし少し踏ん張ってたけど、、11時。12時。駄目でした。ネットでは羽化は結構な確率で失敗とか体力が無かったりちょっとした墜落とかが即命取りになることも多い、、、とも
6年も7年も地中にいて生殖の為にわざわざ地上に出て1週間(〜1ヶ月←普通に居るらしいです)。そして成虫の彼らには天敵しか居ない。 他の生物を食べることはなく食べられるのみ。武器は無く逃げるのみ。何の為の人生? 何故こんなサイクルをずっとする生物を神様は生み出したのか、、
2匹目は可愛いそうなことしたのか、運命だったのか、、、、
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ハイ、長くなりました。そんな中の息子の発言。
「また幼虫が見たい!」でした。
いいけど、もうお父さんは見んよ!
その日の夜また例の部屋の例のカーテンに放置。
今回の幼虫は少し小さい。もしかしたらニイニイゼミ?(新しいの、違うの見たい)、、、仕方ない、今回まで見るか、、
カーテンに放った幼虫が落ち着いて20分ぐらい。経験からしてそろそろかな、、。ハイ、その通り幼虫の背中に亀裂。
同じように白いセミが下に反って出てきました。もう初回と違って図々しくライト当てたり、凄く近くで撮ったり、、。後ろ反りから体勢を変える一部始終の要所を無事記録(撮影)でいました。
またアブラゼミだな、、。こんなに小さかったかな、、。しかもまた(ちゃんと見れなかったけど)girlみたい、、
夜10時には完全に出た白いセミ。乾かし慣らす為に抜け殻からカーテンに移り止まってるのを確認。
今回自分は早々と階下の寝床で就寝。
朝6時。セミの部屋へ上がるとドアが空いてる。カーテンを見ると、、、居ないセミが朝の準備をしている妻にドア開けた?、、知らないよ。
うゎー、マジかぁ。やってしまった 放(はな)ってしまった、、、家の中に、、
朝はまだ抜け殻の近くに止まってると勝手に思ってた自分。自然界だとそんなことはないよなぁ。慌てて網持ってきてそこかしこをバチバチ!バタバタ羽ばたいてくれたら(所在が分かる!)、、。
(3回目なので)油断。よりによってドアも開いてた。しかもその部屋のクローゼット(今回は)全開。各部屋で自分が騒いでもセミの気配がない。窓は閉めてるから出たということは絶対ない。よりによってメス♀、、、自分の網を持ってバタバタに♂ならジジッ!と分かりやすい反応もあるだろうに、、、
あるとすれば♀は羽音だけだ。あぁ、なんてことだ もしまかり間違ってクローゼットに入り込んでしまってたら、、、折角また羽化成功したのに、、このまま仕事行ったら確実に餓死。将来、家族(妻)がクローゼット触っててボロっとセミの死体出てきたら、、、
仕事時間迫る中1人汗だくで声出したり網を振り回して見えないセミの大捜索。最悪。隠れる所、落ち込んでしまったら出にくい所多し 普段の整理整頓の大切さを痛感
15分後、、彼女♀は羽化した部屋の窓枠にたたずんでいました元のカーテンからわずか50cmぐらいの距離 あれだけ探したのに、、、。あれだけバタバタ脅かしたのに、、。静かに、、居ましたそこに
騒いだおかげで起きた子供達と無事にアブラゼミの旅立ちを見届けることはできました。
もう今年の幼虫採取は終わり❗️絶対に。
いつか夏休みの宿題に生きれば、、。
今朝も朝からジンジンジンと外は大音量。騒音にも近いセミ達ですが、、、良しとしましょう
ひと夏の出来事でした。